お知らせ

千里ペインクリニック新聞 第9号 発行のお知らせ

「千里ペインクリニック新聞  第9号」を発行しましたのでお知らせします。
ぜひお読み頂きますようお願い申し上げます。

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千里ペインクリニック新聞 第9号

千里ペインクリニック新聞 第8号 発行のお知らせ

「千里ペインクリニック新聞  第8号」を発行しましたのでお知らせします。
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千里ペインクリニック新聞 第8号

圧迫骨折

高齢になると、背骨の骨が折れることがよくあります。尻もちや転倒することで背骨の骨がつぶれることが多いのですが、自然に起こってしまうこともあります。なんだか腰が痛いと思って、病院に行ってみると、圧迫骨折と診断されることが多いのです。背骨は首と胸と腰の3つに分類されます。頚椎、胸椎、腰椎と言います。頚椎は7個、胸椎は12個、腰椎は5個の丸い骨からなります。転倒してよく起こるのが、胸椎、腰椎の圧迫骨折です。手や足の骨のような棒状ではない背骨は丸い骨がつぶれて厚みがなくなったことを骨折と言います。

骨折すると、手や足の骨が折れた時のようにとても痛いです。ちょっと動いても激痛が走ったりします。トイレに行くことも困難になります。このため、救急車を呼んで病院に駆け込むことが多いのですが、不思議なことに、そんなに痛がっているのに、痛みどめを渡されるだけで、そのまま家に帰されることが非常に多いです。 トイレも行けないほど痛いのに、救急車を呼ぶほど痛いのにどうしてでしょう?

それは、病院にとって収益にはつながらないためです。病院では、手術すると儲かります。ところが、圧迫骨折はほとんどが手術の適応はなく、じっとじっと安静にすることが治療となります。よって、病院にとってはあまり好ましくない患者さんになるのです。「家でじっと寝てなさい」と言われますが、寝ているのも大変です。なんたって、寝返りもできないほど痛かったり、起き上がることも激痛が来るんですから・・・。

病院で医師から、「骨折はない、リハビリしなさい」と言われていたが、実は折れていたということも多々あります。単純レントゲンでは、わからない骨折もあり、MRIを撮って詳しく検査する必要があります。そうして痛い痛い日々をがまんしているうちに、少しずつ骨が固まり(骨折が治る)また動けるようになることが多いです。

しかし、つぶれた骨が元の大きさに戻ることはありませんので、変形した背骨のまま生活していると、あちらこちらに負担がかかり、慢性的な背中や腰の痛みを生じることになります。

一部の方は、動いているうちに骨が固まらず、ひびの入ったところがずれてしまったり、さらにつぶれたりして悪化することもあります。背骨の背部には、脊髄という人間の最も重要な神経が走っており、そこから、たくさんの神経が出て、胴回りや腰、足に伸びて行きます。その脊髄や足に行く神経に折れた骨があたると、それこそ激痛で動けなくなったり、足が麻痺して完全に寝たきり状態になったりします。とても怖い状態です。そうなってからでは、いくら安静にしても間に合いません。一生が寝た切りの生活となります。 痛みも伴えば耐えられないですね・・・。

圧迫骨折は完治まで3カ月かかります。手や足の骨も同様です。 子供以外は、若くても年寄りでも骨が治るスピードは一緒です。

数年前、私はレストランですべって膝のお皿(骨)を骨折しました。 目から火花が出るほど痛かったです。膝の中に出血もして、膝はパンパンに腫れて毎日自分で100ml近く血を抜きました。その骨折が完治するのに、やはり3か月かかりました。ギプスをして仕事をすにるのは本当に大変でした。がまんの限界のころ、やっと足を着くことができて治りました。ですので、患者さんにも「骨折完治には3か月かかります」・・と、よくお話しますが、3か月がまんするのは大変です。

千里ペインクリニックに併設する「アマニカス」には、よく圧迫骨折の方が入居されます。千里ペインクリニックの外来に来られたら骨折していたことがわかり、そのままアマニカスに入居される方もいます。アマニカスでは介護スタッフがいつも傍にいて、排泄や食事、身体の清拭、着替えなどお世話をさせていただきます。そして、1階のペインクリニック外来で、専門的な神経ブロック治療を行い、積極的に痛みをとる治療をします。

痛みが取れたからと言って動けるわけではありませんが、なるべく痛みのない日々を送れるに越したことはありません。痛みが少なくなると、精神的にも元気になり、食欲も出ます。また、寝たままでも関節が硬縮しないようにリハビリを毎日行います。

骨折が治る頃になると、計画的に加重をかけていって立ったり歩いたりする訓練もします。3か月間と言うと長いように思いますが、こじらせてよけい長引くより「急がば回れ」だと思います。圧迫骨折でお困りの方、圧迫骨折とは言われていないが、いつまで経っても腰や背中の痛みが取れないでお困りの方、ぜひ、一度千里ペインクリニックにお気軽にご相談ください。

あなたの痛みを一緒に考えて行きます。

松永美佳子

千里ペインクリニック新聞 第7号 発行のお知らせ

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千里ペインクリニック新聞 第7号

医師募集

現在クリニックでは医師を募集中です。

[業務内容]
・ペインクリニック外来
・往診

※ペインクリニック専門医でなくても可能

[条件]
3年以上勤務可能な方

[雇用形態]
・常勤
・週5日勤務

[賃金]
経験による

 

千里ペインクリニック新聞 第6号 発行のお知らせ

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千里ペインクリニック新聞 第6号

抗がん剤と緩和ケア

皆さんは抗がん剤と緩和ケアは相容れないものと思っておられませんか?抗がん剤は癌を治療するもの、緩和ケアはそれが終わってから死ぬまでのケアというのが世の中の方のとらえ方ではないでしょうか。

しかし、それは間違いです。抗がん剤と緩和ケアは平行して行うものです。抗がん剤を受けると、様々な副作用があります。吐き気や発熱、倦怠感、食欲不振など。抗がん剤の副作用が強いと、食事が食べられないまま、痩せて、体力がなくなり、そのまま死んでしまうこともあります。免疫力も低下するため、肺炎や様々な感染症にかかりやすく、それで命を落とすこともあります。

そんな時、副作用を抑える治療は必要ですね。それも緩和ケアです。食べられない時に点滴をすれば、脱水が防がれ、食欲がなければ、点滴で栄養を入れてあげれば、体力も維持できます。しかし、日本では、抗がん剤の副作用にみな苦しみながら、耐えています。吐き気止めくらいは主治医から処方されますが、食べられなくても点滴をすることは少ないです。

緩和ケアとは、抗がん剤などの積極的治療(手術、放射線療法なども含む)以外のすべての治療を意味します。抗がん剤の副作用を治療することも緩和ケア、がんそのものがもたらす症状の治療、例えば、痛みや咳、吐き気、食欲低下、便秘、腹水などを治療することも緩和ケアなのです。ですので、緩和ケアは、積極的治療が終了した後、死ぬまでに受けるケアではないのです。

日本の医療は、がんの発見と積極的治療にはものすごく積極的ですが、緩和ケアは重要視されていません。病院の中で、最近になって、緩和ケアチームというものができ、病院に入院しているがん患者さんの症状に対応していますが、通院している患者さんに対してはほとんど関わりません。いわんや、抗がん剤が終わって病院に来ることが少なくなった末期の患者さんを専門に見る診療科は病院の中にはありません。主治医からは、「そろそろ抗がん剤は終わりですから、どこかで緩和ケアを受けてください」と言われるだけです。どこで受けるのか、患者さんにはわかりません。日本では、こうした状況が長く続いてきましたので、緩和ケアというと、死ぬ前にホスピスなどで受けるものと勘違いされてきたのです。

抗がん剤を選択しなかった患者さんは、さらに相談するところがありません。抗がん剤をしてもしなくても癌は進行することが多いですし、いろいろな症状も出現します。そうした時、相談したり、治療を受けたりする場所は皆無に等しいです。

日本の医療は偏っています。それに気づいて自ら緩和ケアを提供してくれる病院を見つけ出すのは、自分しかありません。病院の主治医についていけば、最後までちゃんと世話してくれると考えるのは間違いです。みなさん、しっかりしましょう。頼りは自分です。

院長 松永 美佳子

院長とペット(パート2)& 嬉しい差し入れ 第5弾♪

日増しに秋が深まり、朝晩は肌寒さを感じることも多くなりました。皆さま、いかがお過ごしですか?

ブログをご覧いただきありがとうございます。今回は事務スタッフから発信させて頂きます♪

院長が大の犬好きで、ラブラドールレトリバー3匹とキャバリア1匹を飼っていることは前にもお伝えしました。先日は、そのラブラドールレトリバー「太郎」と「次郎」の10歳のバースデーでした。

院長手作りのケーキは2つ。太郎と次郎のお祝い用に1つ、そして、もう1つをスタッフに差し入れてくれました。とってもカラフルなデコレーションケーキ!たっぷりのせられたフルーツが主役のケーキはとても美味しかったです(#^^#)

院長先生、ごちそうさまでした~!
太郎ちゃん、次郎ちゃん、いつまでも元気でね~♪

千里ペインクリニック新聞 第5号 発行のお知らせ

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千里ペインクリニック新聞 第5号

休診のお知らせ

以下の日を休診とさせて頂きます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。

池永 十健 医師

10月29日(土)