2026年03月05日
前回は、痛みの治療における再生医療という選択肢についてご紹介しました。今回は、当院で行っている再生医療の一つである「脂肪由来幹細胞培養上清液治療」について解説します。
幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養する過程で得られる、細胞が分泌した有用な成分を含む上澄み液で、細胞そのものは含まれていません。この中には、増殖因子やエクソソームと呼ばれる非常に小さな顆粒など、組織の修復や再生を助ける多くの成分が含まれています。これらは、老化や損傷を受けた細胞に働きかけ、細胞の機能を活性化し、炎症の調整や組織の修復環境の改善を促すと考えられています。
そのため、美容分野では、肌質改善やエイジングケア、薄毛や疲労回復などへの応用が期待され、近年では抗炎症作用や組織修復を目的として、慢性的な痛みや組織障害に対する医療分野での活用も広がっています。
当院では、再生医療専門の国内バイオベンチャーであるナノブリッジ合同会社と連携し、国内の培養施設で品質と安全性に配慮して作製された幹細胞培養上清液を治療に使用しています。同社の技術により作製された「セルナ幹細胞培養上清液」は、医療および美容分野で活用が広がっており、当院でも治療に取り入れています。
また、幹細胞そのものを体内に戻す治療と比べ、脂肪採取などの処置が不要なため、再生医療の中でも手軽に始めやすい治療といえます。「まずは再生医療を検討してみたい」という方に選ばれることも多い治療です。
当院では痛みの専門医が状態を丁寧に評価したうえで治療の適応を判断しています。気になる症状がある方は、まずはご相談ください。
次回は、ご自身の脂肪から細胞を培養して行う「幹細胞治療」についてご紹介します。

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※当院では以下のような症状を診療しています
変形性ひざ関節症・股関節症、半月板損傷、四十肩、五十肩、靭帯断裂、難治性骨折、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊髄損傷、脳卒中、脳梗塞後後遺症、がん、糖尿病、慢性腎不全、自己免疫疾患、帯状疱疹後神経痛、三叉神経痛、術後の痛み、慢性疼痛 など。
「自分の症状も相談できるのか分からない」という場合も、お気軽にご相談ください。
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